介護予防教室体験記 ~82歳の私の挑戦~

体験記

私は82歳、一人暮らしをしています。年齢を重ねると、どうしても体力が衰えてくるのを実感します。特に、腰や膝に痛みを感じることが増え、階段の上り下りや長時間歩くことに不安を抱くようになりました。近所の福祉センターから、介護予防教室の案内が届き、以前から体力維持が大切だと感じていた私は、思い切って参加を決意しました。

初めての教室と最初の不安

教室が始まる前、正直に言うと少し不安でした。「高齢者向けの体操なんて、私にはできないのでは?」と心配でしたし、初対面の人々と一緒に体を動かすことにも緊張していました。しかし、教室に足を踏み入れてみると、思った以上に多くの同じような年齢の方々が参加していて、少し安心しました。

インストラクターの方は、とても優しくて明るく、私たち一人一人のペースに合わせて進めてくれました。初回はウォーキングや簡単なストレッチが中心で、無理なく体をほぐすことができました。最初は息切れしてしまったり、足が重く感じたりしましたが、インストラクターの方が「無理しないで、できるところから始めましょう」と声をかけてくれて、少しずつ自信を持つことができました。

介護予防のためのエクササイズ

教室で一番驚いたのは、筋力トレーニングやバランス感覚を養うエクササイズがこんなにも効果的だということです。特に、「転倒予防」のためのトレーニングでは、足腰を強化することが大切だと強調されました。私のように足腰が弱くなってくると、転倒して骨折するリスクが高くなります。教室では、立ち上がり動作やバランスを取るエクササイズを繰り返し行うことで、少しずつ体が軽くなり、動きやすさを感じることができました。

例えば、片足で立つエクササイズや、膝を軽く曲げてのスクワットの練習は最初は難しく感じましたが、インストラクターの指導の下、少しずつできるようになりました。「体を動かすことで、どんどん元気になれるんだな」と実感し、日々の体操が楽しみになりました。

身体と心の健康

教室で学んだのは、体を動かすことの重要性だけではありません。教室が進むうちに、「心のケア」も同じくらい大切だということに気づきました。特に、毎回の教室の終わりには、参加者全員で感想を共有する時間がありました。普段、家に閉じこもりがちだった私は、久しぶりに人と話すことができて、心がとても温かくなりました。

他の参加者との交流は、体操以上に大切な部分だと感じました。お互いの体調を気遣ったり、昔の話をしたりするうちに、いつの間にか皆さんと友達のようになり、教室が楽しみになりました。共に体を動かし、励まし合うことで、孤独を感じることなく、心の健康も保たれていると実感しています。

食生活のアドバイス

教室の途中で、栄養士の方から食生活のアドバイスも受けました。年齢を重ねると、どうしても食欲が落ちたり、偏った食事になりがちです。しかし、介護予防にはバランスの取れた食事が不可欠だと教わりました。特に、筋力を維持するためにはたんぱく質を意識的に摂取することが大切であることを学びました。

私は、肉や魚を食べることが少なかったのですが、今では毎日の食事にお豆腐や魚を積極的に取り入れるようになりました。教室で学んだことを実践することで、体調が良くなり、食欲も改善された気がします。

毎日の生活に役立つ知識

教室に通ってから、日常生活の中でも意識することが増えました。例えば、立ち上がる時の姿勢や、長時間同じ姿勢でいるときの休憩方法など、ちょっとした工夫で体に負担をかけずに過ごせるようになりました。ウォーキングを日課にすることも心掛けています。最初は距離を伸ばすのが難しかったのですが、今では毎日20分の散歩が習慣になり、歩くことが楽しみになっています。

これからも続けていきたい

この教室に参加してから、体調が明らかに改善され、毎日が少しずつ楽になりました。階段の上り下りが以前より楽に感じるようになり、体力に自信が持てるようになりました。また、教室で学んだことは私の生活全体に良い影響を与えています。

82歳になった今、体調の不安もありますが、この教室で学んだ「介護予防」の大切さを忘れず、無理なく続けていきたいと思います。これからも仲間たちと共に、元気で楽しい毎日を過ごせるよう、ゆっくりとでも続けていきます。

教室に参加して本当に良かったと思います。「年齢に負けず、できることを続ける」これが、私にとっての新しい目標です。

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