はじめに:閉じこもりがちな毎日からの脱却
数年前の私は、ほとんど家にこもりきりの生活を送っていました。子どもたちは独立し、夫は仕事で忙しく、私自身も外出する機会が減り、運動不足に加えて気持ちまで沈みがちに。階段の上り下りが辛くなったり、ちょっとしたことで疲れやすくなっていることに気づきながらも、「もう歳だから仕方ない」と諦めていました。
しかし、そんな毎日が続く中で、ふと「このままではいけない」と感じるようになりました。将来の介護リスクも気になり始め、何かしら行動しなければと思った矢先、「とよたMケアの会」のホームページで介護予防教室の案内を見つけたのです。
きっかけ:広報紙で知った介護予防教室
ホームページには、「体力維持のための軽い体操や健康づくり」「仲間と交流しながら楽しく続けられる教室」とあり、体験もできると書かれていました。運動が苦手で不安もありましたが、家に閉じこもる毎日よりはずっと良いと考え、勇気を出して申し込みました。
初参加のドキドキとほっとした瞬間
教室の会場はとよた市民活動センター。初めての参加日は緊張で心臓が高鳴りました。知らない人ばかりで、ついていけるか不安でしたが、スタッフや参加者の方々は温かく迎えてくれました。皆さんも私と同じように「運動は苦手だけど健康のために」と思って集まっていることがわかり、少し安心しました。
体操は椅子に座ったまま行う軽いストレッチやリズム運動が中心で、無理なくできる内容でした。講師の方は、「できる範囲で大丈夫」と優しく声をかけてくださり、参加者全員のペースに合わせて進めてくれました。
体を動かすうちに、普段感じていた肩や腰の重さが少しずつ和らぎ、終わった後には気分も晴れやかに。帰り道、自然と笑顔になっていたことに自分でも驚きました。
続けることで得られた心身の変化
その後、月に一度の介護予防教室が私の生活の中で大切な時間となりました。回を重ねるごとに、体の柔軟性や筋力が少しずつ向上し、家の中での動作が楽になったことを実感しました。特に転倒予防のためのバランス運動は、日常生活の安心感につながりました。
また、教室では体操だけでなく、栄養や生活習慣のアドバイスもあり、「健康寿命を延ばす」ための具体的な知識を学べたのも大きな収穫でした。参加者同士の交流も深まり、悩みや喜びを共有することで孤独感が薄れ、心も明るくなりました。
介護予防教室がもたらした新たな人生の一歩
あの時、思い切って参加を決めたことで、私は生活の質を大きく改善できました。今では週一回の教室が楽しみであり、新しい友人もできて、積極的に地域のイベントにも参加するようになりました。
「歳だから…」とあきらめている方、介護予防教室はまさにその考えを変えてくれる場所です。体を動かすことで元気が戻り、人とのつながりが心を支えます。私のように、家にこもりがちだった方にはぜひ一歩踏み出してほしいと思います。

